USB温度データロガー RC-5のハードウェア仕様とディスプレイ内容詳細解説
USB温度データロガー RC-5のハードウェアの仕様
USB温度データロガー RC-5本体のハードウェアの機能を紹介します。
USB温度データロガー RC-5本体のハードウェアの仕様として、まずはサイズ。
縦が 84mm、横が 34mm。画面では分かりませんが、厚さは 14mmです。
写真は 100円硬貨ですが、それよりやや大きい 500円硬貨 3つ分くらいの大きさです。
上の部分がキャップになっていまして、それを外すと USBのコネクタが現れます。
この USBのコネクタを PCに接続することで、RC-5の本体の設定の変更や保存されているデータの取り出しなどを行います。
黒い部分はゴムになっており、防水のための処理の一つです。
USB温度データロガー RC-5の操作ボタンとディスプレイ
RC-5の本体には、小さな液晶ディスプレイと、「▶」「‖」の 2つのボタンがあります。
「▶」ボタンを 4秒簡押し続けることで、温度の測定を開始します。
温度の計測を開始すると、ディスプレイに「▶」マークが表示されます。「▶」が表示されている間は、温度を計測している状態です。
すでに温度を測定している状態で「▶」ボタンを押しても何の変化もありません。
また、「▶」マークの左側にあるのが電池の残量です。
電池は充電式で、パソコンに USBで接続すると自動的に充電を開始します。
通常の計測を行う上では電池は 1年ほど保つようです。
「‖」ボタンは、測定を止めるためのボタンで、ボタンを押すと測定が止まります。
ただし、「温度データロガー・RC-4/RC-5の管理ツールのConnectionとParameter Setの解説」の「Stop by button_press(ボタンによる停止)」の項目で説明していますが、標準設定の「prohibit:禁止」となっている場合は、停止ボタンは有効になっていませんので、RC-5の本体のボタンでは測定を留めることはできません。
止める場合は、管理ツール「RC-4&5_Conventional(V3.2)」に接続し、「Stop Record」ボタンをクリックしましょう。
RC-5本体の電池のインジケーターのメモリ
RC-5本体のディスプレイに表示される電池のインジケーターに表示される電池の残量は以下の通りとなっています。
■■:25%~100%
■□:10%~25%
□□:10%以下
10%以下になった場合は早急に電池の入れ替えをしてください。
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USB温度データロガー RC-5のハードウェアの仕様
続けて、温度データロガー RC-5のハードウェアのディスプレイに表示される画面の説明をします。
温度データロガー RC-5は、RC-5の本体は温度計+データの保存のための装置で、記録された温度の情報の管理や、RC-5の温度の測定条件などの設定は、専用の管理ツール「RC-4&5_Conventional(V3.2)」で行うようになっています。
管理ツール「RC-4&5_Conventional(V3.2)」の詳しい使い方は、下記を参考にしてください。
温度データロガー・RC-4/RC-5シリーズの管理ツールのメニュー詳細
温度データロガー・RC-4/RC-5の管理ツールのConnectionとParameter Setの解説
ですが、RC-5の本体にもディスプレイがあり、RC-5の本体の状態を表示することができるようになっています。
通常は、RC-5の本体のディスプレイは非表示になっていますが、「▶」のボタンを押すと情報が表示され、続けて「▶」を押していくとそれぞれ切り替わります。
まず、最初に表示されるのが、「現在の温度」です。
続けて「▶」を押していくと、「温度を計測して記録した数」「現在の時間」「現在の日付」「記録してある最高気温」「記録してある最低気温」「設定してある記録可能な温度の上限」「設定してある記録可能な温度の下限」と切り替わっていきます。
さらにボタンを押すと最初の「現在の温度」に戻ります。
ちなみに、電池の節約のためだと思いますが、RC-5の本体のディスプレイ表示の時間は非常に短いです。
普通に見るときは問題ない時間ですが、今回のように写真撮影をしようと思う時は手際よく撮影しないと画面が消えてしまいますね。
現在の温度
1回ボタンを押すと最初に表示されるのが、現在の温度です。
温度を記録した時間が来れば、この温度が保存されます。
温度を計測して記録した数
次に表示されるのが、温度を測定して記録した数です。
RC-5の場合は 32,000個の記録ができますので、4600個ほど保存した状態で 14%ほど使用している状態になります。
現在の時刻
現在の日付
記録してある最高気温
次に表示されるのが、記録されている温度なのかで一番高く記録した温度です。
記録してある最低気温
次に表示されるのが、記録されている温度なのかで一番低く記録した温度です。
設定してある記録可能な温度の上限
設定してある記録可能な温度の下限
次に表示されるのが、設定してある記録可能な温度の下限です。
設定してある記録可能な温度の上限と下限は、ハードウェアの設計上の上限、下限がありますので限界はありますが、管理ツール「RC-4&5_Conventional(V3.2)」で設定をすることができます。
温度データロガー・RC-4/RC-5シリーズの管理ツールのメニュー詳細
RC-5のハードウェア上の温度の上限は 70℃ですが、標準設定は RC-4シリーズの上限である 60℃になっています。
炎天下の車内の温度測定をする場合など、60℃を超える可能性がある場合は記録可能な上限が 70℃になっているか確認をしておく必要もあるでしょう。
USB温度データロガー RC-5のハードウェアの裏側・電池のフタ
RC-5の本体の裏側には電池を交換するための蓋があります。
電池の蓋を開けると電池があります。
電池は、使い始める際に最初に入れますので、もうすでに入れているかと思いますが、電池の入れ替えに関しては、下記の初期設定方法のページを確認してください。
温度データロガー・RC-4/RC-4HC/RC-5/RC-5+の初期設定方法詳細解説
USB温度データロガー RC-5のハードウェアの仕様のまとめ
温度データロガー RC-5は、設定やデータの加工、他のファイルへの出力は、専用の管理ツール「RC-4&5_Conventional(V3.2)」で行うようになっています。
そのため、RC-5の本体でできる操作、表示されるデータには限りがありますが、ちゃんと温度を記録しているのかな、と心配になりそうな場面でもディスプレイがついていて、情報を確認できるのは嬉しい仕様ですね。
コメント
RC-5+を購入しましたが、現在の時刻がずれているため設定したいのですが、方法が分かりません。ご享受願います。
木本志津子さん、コメントありがとうございます。
RC-5シリーズは、設定やデータの確認はパソコンに接続して管理ツールから操作を行うようになっています。
管理ツールによって画面の内容は異なりますが下記のページなどを参考に設定をしてみてください。
https://rc5.s-se.info/initial/
https://rc5.s-se.info/connection/
ハードウェア単体でも最低限のデータは確認することは出来ますが、あくまでも補助的な位置づけという認識のほうがいいのではないかと思います。