自動的に温度を測定し記録をし続ける温度データロガーRC-5/RC-4の取扱説明書・日本語マニュアル

温度データロガー・RC-5/RC-4の日本語取扱説明書

温度データロガー・RC-5/RC-4の機能・性能比較レビュー

機能・性能・初期設定

温度データロガー・RC-5/RC-4の機能・性能比較レビュー

投稿日:2017年2月15日 更新日:

「温度データロガー・RC-5/RC-4」とは?

 
「温度データロガー・RC-5/RC-4」は、設定した一定間隔(10分毎、30分毎など)の時間ごとに温度を測定し、その温度の記録を続けていく、温度の自動測定自動記録器です。
 
2,000円前後で購入することができる非常にリーズナブルな端末で、一般的な用途においては非常に高いコストパフォーマンスの製品となっています。
 
 

「温度データロガー・RC-5/RC-4」の性能詳細

 

温度データロガー・RC-4

 
温度データロガー・RC-4のカタログスペックは、以下の通りです。
 


 

  • 測定温度範囲(℃):-30~+60度
  • 温度最小表示(℃):0.1
  • データメモリー数:16,000
  • 測定精度:±1℃
  • 動作温度:-30~60度
  • レコード・インターバル:10秒~24時間
  • センサー:内部NTC熱抵抗
  • 電源:リチウム電池(CR2450)×1個
  • データ保持期間:約1年
  • サイズ幅×奥行×高さ:44×84×20mm
  • 重量:60g

 
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温度データロガー・RC-5

 
温度データロガー・RC-5のカタログスペックは、以下の通りです。
 


 

  • 測定温度範囲(℃):-30~+70度
  • 温度最小表示(℃):0.1
  • データメモリー数:32,000
  • 測定精度:±0.5℃(-20~+40℃まで。それ以外は ±1.0℃)
  • 動作温度:-30~60度
  • レコード・インターバル:10秒~24時間
  • センサー:内部NTC熱抵抗
  • 電源:リチウム電池(CR2032型充電池)×1個
  • データ保持期間:約1年
  • サイズ幅×奥行×高さ:84×34×14mm
  • 重量:30g

 
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「温度データロガー・RC-5/RC-4」のメーカー情報

 
下記がメーカーのオフィシャルサイトです。
http://www.e-elitech.com/
 
見て分かりますが、中国の企業です。
そして、「Elitech」はブランド名で、計測機器を中心に開発、製造しているメーカーだということが分かります。
 
「温度データロガー・RC-5/RC-4」の製品情報は、下記にあります。(何が書いてあるか読めませんが...)
http://www.e-elitech.com/meter/bianxieshi/78.html
http://www.e-elitech.com/meter/bianxieshi/168.html
 
 
また、「温度データロガー・RC-4」には、湿度も測れるバージョンもあることが分かります。
シリーズとしては「RC-4HA」「RC-4HC」の 2つありますが、日本国内では「RC-4HC」の方が購入できるようです。
http://www.e-elitech.com/meter/yimiaozhuanyongwenshidujiluyi/2014/0826/176.html
 


 
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温度データロガーの「RC-4」と「RC-5」の共通のポイント

 
温度データロガーの「RC-4」と「RC-5」の共通のポイントとしては、以下のような点です。
 

  • 小型で軽量で、リーズナブル。
  • 温度を測れる範囲は -30℃~60℃、70℃。
  • 温度を測る間隔は 10秒~24時間。
  • 温度を測る精度は±0.5℃~1.0℃。
  • 温度の表示は、小数点 1位まで。
  • 設定、データ管理はパソコンにつないで管理ソフトで行う。
  • 電池の持続は 1年程度。
  • 充電式で電池の交換は不要。
  • 充電、データの取り出しは USBでの接続。

 
「設定、データ管理はパソコンにつないで管理ソフトで行う」ですが、「RC-4」「RC-5」いずれも一応本体にディスプレイは付いていますので、現在の時刻、温度、データが記録されているか、記録されている最高、最低気温は何度か、などの最低限の確認などは行えるようになっています。
ですが、測定、記録しているデータは、パソコンに USBで接続して、専用の管理ソフトでパソコンに取り込んでから確認を行います。
「RC-4」と「RC-5」の管理ソフトは共通のソフトを利用します。
 
管理ソフトに取り込んだ温度のデータは、Word、Excel、text、PDF形式で表示、保存をすることができます。
 
管理ソフトには、温度をグラフとして表示する機能はありますが、見栄えのいいグラフを作る場合など一般的には、エクセルファイルに出力して、必要に応じて加工する、という使い方になるでしょう。
 
 
注意点としては、管理ツールは Windows専用という点です。
Windowsのパソコンがないと、管理ツールを利用することができませんので、RC-4/RC-5の初期設定もデータの取り出しもできませんので事前に用意が必要です。
(私は動作確認をしていませんが、Mac OSでも、VMWare + Windows環境では動作するようです。)
 
 

Mac版の管理ツール(追記)

 
購入時に添付されてくる CD-ROMに入っていた管理ツール「RC-4&5_Conventional(V3.2)」は、Windows版でしたが、下記のオフィシャルサイトのソフトウェアダウンロードページから、Mac版の管理ツールもダウンロードできるようです。
ただし、私は Macを持っていませんので、確認は行っていません。
 http://www.elitech.uk.com/software.html
 
 
 

温度データロガーの「RC-4」と「RC-5」の相違点

 
温度データロガーの「RC-4」と「RC-5」の違いは、下記のような点になります。
「RC-4」と「RC-5」の型番が開発された順番なのか、単なる識別番号なのかは分かりませんが、下記のような違いがあります。
 

  • 「RC-4」は外部の温度センサー付で、「RC-5」は内部センサーだけ。
  • 「RC-4」は防水非対応で、「RC-5」は生活防水対応。
  • 「RC-4」のデータ記録数は 16,000で、「RC-5」は倍の 32,000!

 
 

外部温度センサーが必要な場合は「RC-4」

 
先に上げた違いの中で一番大きな違いが、外部温度センサーの有無でしょう。
外部センサーを、土や水の中に刺して温度を測る、観測対象の物質の中の温度を測ると言ったことが必要な場合は、「RC-4」を選択することになります。
 
温度データロガー・RC-4 外部温度センサー
 
 

防水が必要な場合は「RC-5」

 
もう一つの大きな違いが防水対応の有無です。
防水対応が必要な場合は「RC-4」を選択することになるでしょう。
 
ただ、「RC-5」が防水対応と言っても水中で使えるようなものではなく、生活防水程度のものです。
そのため、「RC-4」もスマホの防水ケースなどを利用することで、完全防水にはならないにしても一定の防水効果は得られますので、外部センサーも防水も欲しい、と言う場合は「RC-4」を購入して、防水の方法を検討するという方法になるでしょう。
 


 
「RC-5」は、私の様にカブトムシの飼育ケースの上に置いておいて、その場所の温度が測れればいい、そんな感じで気楽に使う場合に最適でしょう。
 
 

データのメモリ数(記録数)について

 
先に上げた「RC-4」と「RC-5」の違いとして、データのメモリ数、計測した温度を記録していく数も違います。
具体的には、データのメモリ数(記録数)は、「RC-4」のデータ記録数は 16,000で、「RC-5」は 32,000となっていまして倍も違います。
 
そのため、その数値だけ見て「RC-5」の方に気持ちが行きがちですが、本当にそれだけの記録数が必要なのか、と言うところも一度考えてみるといいでしょう。
 
 

「RC-5」の記録数 32,000とは?

 
「RC-5」の記録数 32,000がどれくらい記録できる数値なのか、具体的に計算してみました。
 
「RC-5」は 32,000ポイントのデータが取れますので、計測間隔の最小単位である 10秒に 1回温度を計測し、記録して行くと 88.9時間、3.7日のデータが取れると言うことになります。
「RC-4」の場合はその半分ですので、44.4時間、1.85日になります。
 
でも、10秒に 1回も計測が必要でしょうか?
そもそも温度の計測精度が 0.5℃程度しかないのに 10秒単位で計っても誤差にしかならないでしょう(笑)。
 
さらに同じ様に計算をしてみますと、
 60秒に 1回なら、22.2日間
 5分に 1回なら、111.1日間
 15分に 1回なら、333.3日間
 30分に 1回なら、666.7日間
 1時間に 1回なら、1333日間(3.65年)
 
という感じになります。
 
「RC-4」「RC-5」の初期設定は 15分単位になっているのですが、実際の温度測定を考えると、15分間隔で測定できれば十分なのではないか、と思います。
 
それを考えると、
 15分間隔で温度を計測し、1年間記録できるのが「RC-5」。
 30分間隔で計測して 1年間記録できるのが「RC-4」。
と言うことになりますね。
 
これはあくまでも継続して記録をし続ける場合ですので、例えば、1ヶ月に 1回データを回収する作業をするのであれば、回収した後に記録したデータをリセットすればまた 1からカウントが始まりますので、記録数は 3,000ほどあれば足りるということになりますね。
つまりは、「RC-4」「RC-5」のどちらでも影響ない、ということです。
 
 
私の様に、2、3週間くらいの期間で飼育ケースの温度が把握できればいい、と言う程度であれば「RC-4」と「RC-5」のどちらを選んでも全く問題ない、と言う事ですね。
 
そもそも、温度が分かればよくて、温度を記録してそれを残していく必要がありませんからね。
 
 

「RC-5」の記録数 32,000をフル活用すると!

 
ちなみに、先の例で計算していますが、1時間に 1回の間隔で計測する場合だと、「RC-5」では 3.65年も記録を続けられることになります。
 
3年間も放置して温度を計測し続けるような運用をするなら、3年後には忘れてしまってますよね...
そして、電池切れ...
 
ちなみに、電池の消費量は非常に小さく 15分間隔で計測する設定では 1年は余裕で保つようです。
 
また、1ヶ月に 1回程度、定期的にパソコンにつないでデータを吸い上げる作業をするような場合には、そのデータを吸い上げるタイミングで USBに接続しますが、その USB接続している間に充電されますので、意識的に「充電してます!」って言うような状況がなくても電池切れはおおよそ心配ないでしょう。
 
 
ちなみに、記録を取る間隔の最大値の 24時間に 1回の間隔で記録を付ける場合では、なんと 87.7年!!!!も記録をとり続けられます。
 
いやいや、機械が故障する方が先というか、私自身がデータが貯まるのを見届けられないですよね...
 
 

「RC-4」「RC-5」の温度の精度について

 
温度データロガー・RC-5と温度計
 
こんな感じで温度計と RC-5を並べて定期的に温度を比較してみました。
 


 
週末の 2日間、定期的に確認をしてみましたが、結果的に大きく温度が違うこともなく、比較対象の温度計とほぼ同じ温度を指していました。
 
そもそも比較で計測している温度計がアナログなので、0.1℃という精度なんて出ませんので、温度の精度が ±0.5℃というのは、アナログの温度計で見ている程度、と言う理解でいいんじゃないでしょうか。
 
アナログの温度計で温度を測るくらいの精度で温度を記録できるものを求めるには、まさに「RC-4」「RC-5」はコストパフォーマンスが高い機器である、と言う事です。
 
 

温度データロガー・RC-4/RC-5はなぜ安いのか

 
「温度データロガー・RC-4/RC-5」はなぜ安いのか?
 
理由の一つは中国のメーカーが製造、販売しているからであろうと思います。
 
先にも書きましたが、温度データロガー・RC-4/RC-5は、「Elitech」というブランドで販売されていますが、下記が Webサイトになっていまして、中国企業の製品であることが分かります。
http://www.e-elitech.com/
 
「中国製品だから安い」ということは間違いのない事実だと思いますが、良くも悪くも「温度データロガー・RC-4/RC-5」は、「自動的に温度を計測し、記録していく」という機能に特化した商品だからこそ、このリーズナブルな価格が実現しているといえるでしょう。
 
端末の設定の変更や、保存されているデータの取得は、管理ソフトで行い、端末自体で操作できることは非常に限定的です。
端末自体でできることは「USB温度データロガー RC-5のハードウェア仕様・ディスプレイ内容詳細解説」を参照してください。
 
さらに、管理ソフトもデータを取り出し、テキストファイルやエクセルファイルとして出力するだけの機能になっています。
管理ソフトに簡単なグラフを表示する機能はありますが、お世辞にも使い勝手がいいとは言えません。
 
ですが、グラフを作ったり、資料を作ったりする場合は、エクセルファイルに出力してから必要に応じてカスタマイズをすればいいところですので、潔く余計な機能は全く付いていないからこそ、このリーズナブルな価格を実現できているのだろうと考えます。
 
そして、国内ではなく全世界に対して販売していくことを想定しているからこそ、ある一定の規模の生産をすることができ、それもコストを下げる要因になっているのだろうと思います。
 
さらには、先に少し触れましたが、専用の管理ツールは、Windows専用です。
Linuxや Mac OSに対応しないこともコストを抑えるための方法である可能性はありますね。

商品に付属してくる CD-ROMに入っているのは Windows版の管理ツールのみですが、下記のオフィシャルサイトには、Mac版の管理ツールも用意されています。今のところ Linux版はないようです。
http://www.elitech.uk.com/software.html
 
 
「中国製品だから安い」というだけではなく、必要な機能だけに絞り込んでいるからこそ、それで足りる方は非常にリーズナブルにその恩恵を受けることができる!ということですね。
 
 

私が「温度データロガー・RC-5」を買った理由

 
私はカブトムシを飼育していますが、カブトムシの飼育ケースをどこに置くかを迷っていました。
マンション住まいなので、そもそも置く場所が限られるわけですが、玄関に置くと玄関が狭くなるため、妻がいい顔をしない...
だけど、ベランダに置くと温度が高くなりすぎるんじゃないか、という懸念がありました。
 
というわけで、実際にどれくらいの温度なのかを測りたいと思ったわけですが、1日中温度計を見ているわけにもいかないわけなので、定期的に、自動的に温度を記録していってくれるような温度計を探してみたわけです。
 
探した結果、あるにはあったのですが、10,000円を超えるような業務用途のものばかり。
カブトムシの飼育のためにちょっと使いたい、と言う気軽な気持ちでは買えないものばかりでした。
 
一度はあきらめかけたのですが、さらに探した結果、見つけたのが「RC-4」「RC-5」のシリーズだったのです。
 
その他の製品と比べると、価格は 4分の 1から 5分の 1程度。
あまりの安さに、最初は、温度データロガーではなく、単なる温度計なのか?と疑う気持ちが湧くくらいの価格でした。
 
でも、実際に使ってみると温度の測定の精度も管理ツールの使い勝手も全く問題なく、非常に高いコストパフォーマンスで非常に役に立ってくれています。
 
これを使うことで、飼育しているカブトムシの成長も安定するんじゃないか、と期待しているのですが、それと同時に、この素晴らしさを多くの方に伝えて、私のようにカブトムシを飼育している方々を始め、動植物を飼育している方々の温度に関する不安を少しでも減らすことができれば!期待しています。

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